WBO世界チャンピオン亀田和毅（日本人初）、ギネスも認定３兄弟世界王者

新チャンピオン誕生

ボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチ

亀田和毅、3‐0判定、バウルス・アンプンダ（20戦20勝10KO）

スピードで翻弄し、完勝したようです。「亀田三兄弟」のことを実力がないとか、穴場のチャンピオン狙いだとか、陰口をたたく人が、多いようですが、20戦全勝の相手に勝ったので、やはり彼の強さは、本物だと思います。強いて言えば、なんでフィリピンで戦うの？とか、なんで「WBO」の？とか、そこには大人の事情がありますが、目をつぶって褒めるべきだと思います。

とにかく、これで、「亀田和毅」は日本人初の「WBO」チャンピオンになったとのことです。

日本人初？日本人の世界チャンピオンは今までに何人もいるよー

WBO（世界ボクシング機構）（world boxing organization)

あまり、ボクシングについて詳しくない人には、「WBO」でも何でも区別がつかないと思いますが、つい最近まで日本では、「WBO」は認められていなかったのです。

「JBC」（日本ボクシングコミッション）がWBA（世界ボクシング協会）、WBC（世界ボクシング評議会）のみに加入し、「WBO」と「IBF」（国際ボクシング連盟）には、加盟していなかったからです。私たちには、機構、協会、連盟ナンノコッチャということになりますが、「JBC」がなぜ、これまで２団体しか認めていなかったというと、加盟団体毎に「世界チャンピオン」がいますよね。そうすると、何人も「世界チャンピオン」が出来てしまい、それでは世界一とは何かと、不思議なことになってしまいます。そんな訳で、「JBC」は、もう新しい団体には加盟したくないよ、思ったようです。

しかしながら、加盟している２団体も、やれ暫定王者だ、シのルバー王者、その他いろいろ、訳の分からない世界チャンピオンを乱造し始めました。また、「JBC」が他団体を認めなくても、現実には存在するので、「JBC」を脱退し、その管理が及ばない外国の地で、「WBO」のリングに上がる人が出てきてしまいました。

そんな訳で「JBC」も今年2013年の4月1日付けで、「WBO]と「IBF」に加盟し、世界戦に限り、正式に認めることを決定したとのことです。新しので、まだ、誰も日本人世界チャンピオンがいなかったのですが、今回、亀田和毅が、その世界王者の座をGETすることになったのです。

亀田史郎と興毅、大毅、和毅の亀田三兄弟

父、亀田史郎（セコンドライセンス取り消し）

長男亀田興毅（WBA世界ライトフライ級、WBC世界フライ級、WBA世界バンタム級王者）

次男亀田大毅（WBA世界フライ級王者）

三男亀田和毅（WBO世界バンタム級王者）

JBCの調べては、兄弟王者は現在まで２８組で三兄弟王者は世界初のとのこと。この三兄弟王者の記録はギネスブックにも認定されたとのことです。

ネットで検索していると、お父さんの亀田史郎氏や「亀田三兄弟」の暴言や行動に対する批判が多いようです。

大人の事情か分かりませんが、砂袋アッパー、畳ミット、丸太スクワット、ピンポン玉避けなど、スポコン漫画顔負けのトレーニングを繰り広げていた伝説を持ち暴言などもですが、ボクシング界のムード盛上げに一役買っています。また、王座決定戦とか、穴場王者とか、休養王者とかの戦略を駆使し、判定狙いなどの戦術も合わせて、総力戦を展開し、結果を出してきた姿は、やはり素晴らしいと思います。世の中、キレイ事だけじゃないですからね。

そんな訳で、「亀田三兄弟」は揃って世界チャンピオンになりました。三兄弟へのインタビューをきくと、父への尊敬や感謝の言葉でいつも溢れています。今回「WBO世界王者」になった後、「亀田和毅」はリング上で次のように語っています。

「これが、おれの夢やったし、あと、おやじの夢やったので、達成できて本当にうれしいです。このベルトは今まで支えてくれたオヤジにあげたい。」

まとめ

「亀田和毅」は、日本人初の「WBO世界王者」になりましたが、これは、父、亀田史郎氏とともに三兄弟が行ってきた、戦略と戦術、暴言、暴走の成果です。本当に、おめでとうございます。これからも亀田父と「亀田三兄弟」の伝説をどんどん作って、ボクシング界に限りらず、日本を盛り上げてください。

今回は「WBO」と「亀田三兄弟」世界王者のお話でした。

因みに文中でチャンピオンやら王者やらの表現をしようしていますが、王座も含めて、みな同じものなので、そこのところ、ご了承いただけるよう、よろしくお願いします。