
新型鳥インフルエンザが中国で発生したと、
今年4月頃から暫くの間、話題になっていましたね。
熱い夏も終わり、涼しくなっていきますが、
鳥インフルエンザはパンデミックの可能性は、
どうなったのでしょう?
そんな訳で、鳥インフルエンザについて、
ちょっと調べてみました。
インフルエンザについて基本説明の動画です
インフルエンザの種類
上の動画でも説明されていますが、
インフルエンザには、大きく3つの種類があります。
A型:大変危険。ウィルスが変化しやすく、世界的に流行することも!
Aソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、ワクチンに含まれる
ほか、鳥インフルエンザもこの種類(H5N1)(H7N9)。
B型:大変危険。しかし、一度感染すると、2度目の感染率は低い。
ワクチンに含まれる。
C型:あまり危険ではない。症状が軽く多くの人が免疫を持っている。
ワクチンにも含まれない。
因みにワクチンは国内外の状況を見て、
毎年4月下旬頃インフルエンザワクチンの種類を決定し
国立感染症研究所が選定、厚生労働相が決定通知します。
接種は10月1日からになります。
人へのパンデミック(世界的大流行)を引き起こすのは、
A型のみとされています。
Sponsored Links
鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザとは、鳥類が感染するインフルエンザで、
一般の人が感染する人インフルエンザとは別物です。
そのため、一般的に鳥から人へ鳥インフルエンザが、
感染する能力は低く、感染しても、人から人への感染は
起こりにくいと考えられています。
また、鶏肉や鶏卵を食べても人に感染しないと
考えられています。
時々、国内外で鳥が大量に死んだ、処分したと話題に
なっているのは、H5N1亜型と呼ばれるものがほとんどで、
養鶏産業の脅威となっています。
新型インフルエンザに変異!
鳥インフルエンザは人に感染しにくいと書きました。
2003年ベトナムでH5N1亜型、2013年中国でH7N9亜型
に感染した人間がいますが、数百人もいないようです。
ただし、死亡率が高いです。
亜型名 | 感染者 | 死亡者 | 死亡率 |
H7N9 | 135人 | 44人 | 32% |
H5N1 | 566人 | 332人 | 58% |
2009年H1N1 | 6千万人 | 1万2千人 | 0.02% |
スペイン風邪 | 5千万~1億人 | 約2% |
現在鳥インフルエンザが注目されているのは、
このように、死亡率の高い鳥インフルエンザが、
死亡率そのままで、人から人へ感染する亜型に
新型インフルエンザ
に変異するのを恐れているのです。
新種なだけに、専用ワクチンや治療薬もなく、
世界中で、たくさんの方が亡くなると予想されます。
そのため、2013年に中国で感染していたH7N9亜型について、
人から人へ感染する新型インフルエンザ発生!
しかし、中国政府が秘密裏に解決しようとしている!
解決できずに初動の遅れも原因で、
パンデミック(世界的大流行)を起こしてしまう!
SARSの時の中国の隠蔽体質を思い出し、
中国発のでの新型インフルエンザの
パンデミック(世界的大流行)の可能性に
世界中が恐れたのです。
中国の鳥インフルエンザ報道
鳥インフルエンザH7N9亜型の問題点
感染源の宿主の動物が特定されていない。
中国政府は市場の鳥を処分しているが、
感染源不明である。
遺伝子解析により、従来の鳥インフルエンザより
人に感染しやすく変異している。
感染スピードが早い。
最初の感染より6週間で100人以上に感染。
死亡率が高い(現状32%)
人から人への感染が確認された。
低病原性、鳥などの宿主?の症状が軽い。
感染したまま、広い範囲を飛び回り、拡散する。
鳥の大量死など目立つサインがないので、
発見対応が遅れる。
感染者のウイルス潜伏期間が10日程度。
自覚症状ないので、その間に各地へ拡散する。
H7N9はステルスウィルス(検出が困難)の可能性がある。
現在のところ、有効なワクチンがない。
また、ワクチンが完成してもH7N9に対しては、
免疫反応が弱く、効力が低いと予想される。
タミフルなどの抗インフルエンザ薬で、
一定の効果が認められる。
但し、使用しても重症化した例あり。
最後に
H5N1亜型は、何年も前のことなので、かなり研究して、
プレワクチンも亜型数株に対して有ります。
(新型への効果は限定的かも。ないより当然いい。)
それに対してH7N9亜型の人への感染は2013年の話で、
研究が進んでいません。日本でも今月からワクチンの開発に
取り掛かるとのこと。
6月以降のH7N9亜型への感染者は7月の2名だけです。
しかし、インフルエンザは、一般的に夏の暑い時期よりも、
秋から冬にかけて流行します。
感染源も分かっていない状態ですが、
取り敢えずは、下記のこと守ってくださいね。
生きた鳥や死んだ鳥には近づかない。
手洗いを初め衛生面に注意する。
睡眠や食事に十分取り、免疫力を高める。
感染しやすそうな場所にはいかない。
(特に中国の市場など)
そんな訳で今回は
鳥インフルエンザH7N9亜型と新インフルエンザ
のお話でした。
関連する記事
- 日本脳炎!予防接種ワクチンの方法(時期)。発熱、副作用の症状は?どうする?
- MERSウイルスとは、症状は?感染を予防する方法は?
- インフルエンザ2013年!子供、乳幼児の予防接種の時期は?症状は?
- 高齢者の家族と介護の仕方!諦めないで問題意識を持ち工夫しましょう!
- 湘南平塚七夕祭り2014年の日程と開催時間、場所は?見所は?動画有り